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小林よしのり
2016.10.26 03:28日々の出来事

愛子さまの近況と宿命


愛子さまが一か月欠席している。

夏休み明けの宿題の提出や、運動会の練習などの疲れが

原因らしい。

いまだに疲れが抜けきれず、ふらつきの症状が残っているが、

少しずつ快方に向かっているということだ。

 

本人が登校再開に意欲を見せており、体調がいいときは

教科書を開き、読書をされるときもあるという。

今月末にある文化祭への参加も望まれているらしい。

 

わしは中学生まで、小児喘息で季節の変わり目には一か月

休むこともあったから、大したことではあるまい。

 

思春期の女性には劇的な身体の変化もあるだろうし、

特殊な環境なのだから、自分の宿命についても考えることが

あるだろう。

 

もし典範改正がなされずに、愛子さまが結婚して民間人に

なったとしても、獣医の夢を叶えられるはずがない。

天皇陛下の娘には変わりないからだ。

天皇陛下の娘は、例え民間人になっても、常に厳重な警備が

必要な状態におかれるだろう。

 

もしそのような宿命が人権に反するから気の毒だと言うなら、

皇室を廃止するしかない。

やってもらっているだけなのだ。

 

愛子さまは、昭和天皇や今上陛下、そして皇太子殿下の

ように、生物学者として研究なさるのがいいだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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